「指す将」と呼ばれる人々の将棋の楽しみ方について紹介します。「指す将」とは、自分で積極的に将棋を指して楽しむ人のことです。「指す将」になるメリットや方法、そして「指す将」のコミュニティについてお話しします。

まず、「指す将」になるためにはどうすればいいでしょうか。もちろん、最初の一歩は将棋の基本的なルールを覚えることです。将棋には飛車、角行、金将、銀将、桂馬、香車、歩兵という8種類の駒があります。それぞれに動き方や役割が異なります。また、相手の駒を取ったら自分の持ち駒として使えるという特徴もあります。ルールを覚えたら、実際に駒を動かしてみましょう。初心者でもインターネットやスマートフォンで気軽に対局できるサービスがあります。対局を重ねることで、自分の強みや弱み、好きな戦法や苦手な戦法などが見えてきます。

次に、「指す将」として上達するためにはどうすればいいでしょうか。ここでは、自分の棋力に合った教材や指導者を探すことの重要性について説明します。将棋には序盤・中盤・終盤という3つの段階がありますが、それぞれに必要な知識や技能が異なります。例えば、序盤では定跡や戦型の理解が必要ですが、終盤では詰め筋や王手回避の計算力が必要です。また、自分の棋力に応じて難易度の高い問題や対局相手を選ぶことで、効果的に学習できます。指導者にはプロ棋士やアマチュア強豪だけでなく、コンピューターソフトやAIも活用できます。指導者からアドバイスやフィードバックをもらうことで、自分では気づかなかった課題や改善点が明らかになる

最後に、「指す将」として楽しむためにはどうすればいいでしょうか。ここでは、自分だけでなく他人の将棋も見ることの楽しさについて紹介します。将棋界には多彩な個性や魅力を持ったプレイヤーがいます。彼らの対局を観戦したり、解説や感想を聞いたりすることで、新しい発見や刺激を得ることができます。また、自分と同じ趣味を持つ仲間やコミュニティを見つけることも楽しみの一つです。将棋ファン同士で交流したり、イベントや大会に参加したりすることで、友情やライバル関係を築くことができます。「指す将」とは、将棋のいろいろな楽しみ方を知っている人です。「指す将」になることで、将棋の奥深さや面白さをより感じることができます。

将棋をプレイするだけでなく、見ることも楽しむ方法の一つです。それが「見る将」（みるしょう）、観る将（みるしょう）と呼ばれる方々です。どちらも将棋をあまり指さない、または、全く指さないという点では同じで、見て楽しむ方々です。見る将の楽しみとは、将棋の対局を観戦することで、棋士の思考や戦略を学び、自分の棋力を向上させることを目指す人もいます。あまり指さないのに、棋力を向上させようとする事に矛盾すら感じます。見る将としてより将棋を楽しむためには、どのようなことに注意すべきでしょうか？

まず、見る将になるためには、対局をただ眺めるだけではなく、自分で考えてみることが大切です。例えば、自分ならどこに手を指すか、どんな手順で攻めるか、どんな手筋があるかなどを想像してみましょう。そして、実際に棋士が指した手と比較してみましょう。その際には、自分の考えと棋士の考えの違いや理由を分析することが重要です。また、対局中や対局後に棋士がコメントした内容も参考にしましょう。そうすることで、棋士の考え方や感覚を身につけることができます。
次に、様々な棋士や様々な局面を見ることも必要です。

同じ棋士ばかり見ていては、その棋士の特徴や癖に偏ってしまう可能性があります。また、同じような局面ばかり見ていても、その局面に対する知識や技術は増えますが、他の局面に対応できる力は育ちません。そこで、様々な棋士や様々な局面を見てみましょう。例えば、攻め好きな棋士や受け好きな棋士、序盤重視の棋士や終盤重視の棋士、定跡通りの棋士や独創的な棋士などを見てみましょう。また、平手や駒落ちだけでなく、飛車落ちや角落ちなどの駒得戦法や振り飛車や四間飛車などの変化豊かな戦法も見てみましょう。そうすることで、将棋の幅広い知識や技術を身につけることができます。

似たような楽しみ方に、将棋の対局を観戦したり、解説者の話っぷりや、聞き手の方の様子に注目する事もあります。無口な印象の将棋のプロ棋士ですが、最近では、トークがとても面白くて、会場やネットの中継を利用しているお茶の間を盛り上げてくれるプロ棋士が増えています。観る将は、自分で指すことよりも、プロやアマチュアの棋士の手筋や戦略を見て学ぶことに興味がある方々がいますし、観る将の中には、将棋の歴史や文化にも関心が深く、古典的な名局や名手の伝記を読んだり、将棋に関する書籍や雑誌を集めたりしている方々もいます。観る将は、将棋の世界に多様な魅力があることを知っており、その一端を垣間見ることで満足感を得ます。

観る将になるためには、まずは将棋の基本的なルールや駒の動きを覚える必要がありますが、将棋のルールをほとんど知らないで、特定の棋士・対局姿・対局中に食べるメニューや午前と午後のおやつ、ドリンクや対局場に持参する持ち物などに興味を示す人もいますし、昔によく指していた有段者で、今はプロの対局中継を視聴するだけというような人もいて、とにかく多彩です。しかし、最も多いパターンは、インターネットやテレビで対局を見たり、解説や解析を聞いたりすることで、将棋の知識や感覚を身につけようとする方々です。

また、将棋ファン同士で交流したり、将棋イベントや講演会に参加したりすることも、観る将としての楽しみの一つです。さらに、棋士の日常生活についてのトークを聞いたり、トピックスに目を通したり、タイトル戦や大きな公式戦の大会の日にどんな食事をしたり、どんな着物や洋服を着たりするのにも注目します。また、団体戦での控室の棋士の様子や、そこで発せられる珍しい発言などを目の当たりにして喜びを感じます。まるで、棋士の親のように、プロデビューしてからの成績に注目したり、将来を案じたりします。特に若手のプロの順位戦の成績にはとても注目しています。

昇級が決まる対局には、朝から中継サイトに張り付いて応援コメントを送ったり、仕事の合間でも時々将棋の盤面やAIで計算される優勢か劣勢か表示されている数字をチェックしたりします。昔から将棋を観戦するだけというライトな将棋ファンは、多少はいましたが、この用語が一般化し始めたのは2010年ぐらいです。当時、ニコニコ生放送などのテレビ以外のマスメディアの普及により、将棋のプロ棋士を見る機会がとても増えましたし、気軽に将棋を観戦することや、感想や意見交換をする場が増えた事が大きく影響していると思われます。

また、将棋ソフトの目覚ましい発展により、将棋のプロ棋士の棋力が神レベルだと思われなくなり、距離感が縮まったことや、親しみやすい将棋ソフトと棋士の対局企画など、目新しいイベントが増えた事も大きいと思われます。

以上、将棋のいろいろな楽しみ方を紹介しました。あなたはどんな楽しみ方が好きですか？将棋は自分の好みに合わせて楽しむことができるゲームです。ぜひ、将棋の世界に足を踏み入れてみてください。