元旦に起きた石川県の能登半島地震により、海岸が4メートルの高さまで隆起したことが調査で分かりました。おおよそ1000年に一度の大地震であったと言われており周辺の鹿磯漁港(かいそぎょこう)でも調査が行われた。県内15の漁港に影響が出ており、これまで港であった場所が陸となったため、漁業に影響が出ると懸念されています。漁師の人の間では、今後の漁の見通しが立たず、漁師を諦めるという声もちらほら聞かれるようです。新たに港を建設するにも時間と資金、大規模な工事が必要ということです。
石川県内では69の漁港が存在し大半の漁港が地震被害を受けているため、寒ぶり漁が大打撃を受けています。定置網では寒ぶりが大量死という被害に見舞われ水揚げできず、牡蠣の養殖場でも出荷することができない状況が事業者から確認されているようです。今後の漁がどのように再建されるのか、私たちの日本の食に関係するだけに、見守り、支援できることは協力する必要がありそうです。