天ぷらといえば、サクサクとした衣が特徴ですよね。でも、その衣は一種類だけではありません。
実は、天ぷらの衣にはいろいろな種類があるんです。今回は、その中から代表的なものを3つ紹介します。
1つ目は、水で溶いた小麦粉を使った「水衣」です。これは、一番シンプルで定番の衣です。 水分量や温度によって、サクサク感やふわふわ感が変わります。水分量が多いとふわふわに、少ないとサクサクになります。 温度は冷たい方が良く、氷水を使うとさらにカリッとします。 2つ目は、卵や牛乳を加えた「卵衣」です。これは、水衣よりもコクや色味が出る衣です。 卵や牛乳の量によっても食感や味が変わります。卵や牛乳の量が多いとしっとりとした衣になります。 また、卵や牛乳の代わりに豆乳やヨーグルトを使うと、さらに風味が増します。
3つ目は、炭酸水やビールを使った「炭酸衣」です。これは、水衣に比べて軽くてさっぱりした衣です。 炭酸水やビールに含まれる二酸化炭素が油と反応して泡立ち、空気を含んだ衣になります。 炭酸水やビールの種類によっても味わいが変わります。炭酸水は無味無臭なので素材の味を引き出します。ビールは香りや苦みが加わります。 以上、天ぷらの衣の種類を3つ紹介しました。「水衣」「卵衣」「炭酸衣」の違いを知って、自分好みの天ぷらを作ってみてくださいね。